2012年3月5日月曜日

命濃く生きろ! 「サユリ」一、ニ巻感想

最近、本棚を押切蓮介が侵食しつつあります。
どうも蛇足です。

さて本日はまたまた買ってきた押切蓮介のホラー漫画「サユリ」一、ニ巻の感想。
全二巻でスパッと完結しており、なおかつ作者の高い漫画力が思う様発揮されているので、押切ホラー入門として是非オススメしたい一冊です。

あらすじ
古いアパートから引越し、丘の上の景色の綺麗な一戸建てに越してきた神木一家。別居していた祖父母も加わり、賑やかな生活が始まる──と、思いきや。
次々に不可解な死をとげる神木家の住人たち。その死の真相は、家に取り付いたおぞましい悪霊によるものだった。

一巻は事件編、二巻が解決編というように、さながら探偵漫画のように分かりやすい構成となっております。
正直一巻だけじゃあまりに救いがないので、一、ニ巻同時購入を強くオススメしたいですね。

なんと言っても見所はやはり二巻以降の怒涛のストーリー展開。
押切作品といえば「でろでろ」や「ゆうやみ特攻隊」のように「オバケや幽霊をぶん殴る」事で有名ですが、この「サユリ」は王道ホラーとしてのツボを抑えつつ、そういった「人の強さ」を描いて行くという、ホラー作品としてはある意味邪道とも言える展開を繰り広げてくれちゃいます。

ホラーは「ひぐらし」くらいしか読んでない蛇足がこれを手にしたのも、大体そんな理由です。ここまで人間が力強く描かれるホラー作品というのも、なかなか無いのではないでしょうか。
勿論グロテスクな描写も存在しますが、そこに気をつければ是非ホラー嫌いの方にもオススメしたい一冊です。


「祓って済ませるつもりはねえ」──。
命の強さを教えるホラーコミック「サユリ」、オススメです。

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