2010年7月31日土曜日

妄想の話

さて、今日は俺の妄想の話をしましょう。

…え?誰もお前の妄想なんか気持ち悪くて聞きたくねえんだよバカ?
まあまあ。自分の妄想を小説という体裁のいい形にして世に売り出してる人なんか世界にごまんといるじゃないですか。

んで妄想の話ですね。
多分、みんなやった事あるであろう「もしも」シリーズの話。

例えば授業中大地震が起こったら、とか、
授業中テロリストが学校を占拠したら、とか。
狙われすぎだろ俺の学校ってくらい、みんな考えた事があると思います。

んで、俺が最近よくやるのが、
「もしもあの位置にアイツがいたら」という妄想です。

あ、位置というのは立ち位置のことね。
例えば「メイとサツキが出会ったのがトトロでなくてムーミンだったら」とか、
「沈黙の戦艦の主人公がセガールでなくてガチャピンだったら」とか。
…後者はあまり違いはないように思えますが。

特に面白いのが主人公系。
あの手の男は作品によってはどうしようもなくヘタレだったりどーでもいい事でくよくよ悩んだりするので、いっそ主人公代われと思うようなことがちょくちょくあるのです。

主人公の性格を変えると物語の雰囲気がガラっと変わって、また新しい側面が見えたりするわけですよ。

「亜里亜の兄やが日野耳雄だったら」とか、
「ネギまとぱにぽにのちびっ子先生が入れ替わったら」とか、
「よつばが四葉だったら」とか。

クロス物的な面白さって言うんですかねえ。
まあ、結構面白いんですよ、ということで。

2010年7月25日日曜日

通信のお話

コーヒーでも飲もうかなと思いました。
残りちょびっとだけだったブレンディを牛乳の中へ投入しようとしました。
ブレンディのフタが牛乳の中へドボンしました。

大丈夫、PCの基盤に納豆を垂らすよりは取り返しがつく。

気を取り直してコーヒーを入れます。しかし中々出てこない。
ゆっくり逆さにしたところ、待ってましたと言わんばかりにどばっと出てきました。
牛乳は途端に真っ茶色になりました。

大丈夫。PCの基盤に醤油こぼすよりは取り返しがつく。

再び気を取り直して、飲むことにします。
案外粉の量は少なかったらしく、ちょっと苦いくらいでまあ飲めました。
一口飲んでグラスを見ると、洗った時についた石鹸がグラスの内側にこびりついてました。

大丈夫。…えーと…PCの基盤にめんつゆこぼすよりは取り返しがつく。


どうも。「細かい不幸を連発する男」蛇足です。

今日は日曜ということもあり、彼女とデートの後に街へ繰り出しすれ違い通信を試してきました。

いやあもう、蜜に群がる虫の如くかかるかかる。
アニメショップ二軒とゲーセン一軒周っただけで6人近くとすれ違えました。上々上々、善哉善哉。
いろんなご当地手に入りましたよ。これもすれ違いの醍醐味ですなあ。


そして後はゲーセンでDIVAをプレイ。…の、予定でした。

昼頃でしたでしょうか。俺がDIVAの筐体前に行くと、並びなしと大変宜しい状態。
今だとばかりに並び、先のプレイヤーが終わるのをじっと眺めます。
…あ、プレイの妨げにならない程度にね。

一曲目、二曲目と順当にこなす先客。
どうやら友人二人で遊んでいるようです。

んで、待っているうちに俺の後ろにも人が並んできました。
そうしている内に、ついに二曲目が終わります。

ここで財布を取り出し、カードと100円を出す用意のいい俺。
ゲームオーバーの画面が出たと共にすっと前に進み出て───。


ちゃりん、と、まるで硬貨を入れたような音が聞こえます。見れば筐体は、ゲームオーバー状態から立ち直り再びスタート画面へ。

そして彼ら二人は、再度プレイを始めました。


連コイン──連続でコインを投入し、ゲームを続けざまにプレイする行為。
有り得ない…俺は静かにそう呟きました。

背後に「待ち」の人がいるというこの状況。連コインは禁止された行為ではありませんが、まさかこの人気筐体でこれをやる奴がいるとは思ってもみませんでした。

彼らの連コインにより一気にやる気を失った俺は、DIVAカードを財布にしまい静かに列を離れました。
去り際、俺のすぐ後ろで並んでいた眼鏡の兄ちゃんと目が合います。
兄ちゃんはただ、なんとも言えない苦笑いを向けてくれました。

俺もまだ並んでいる兄ちゃんに向け、労いの苦笑いを返します。
やるせなさを共有できた気になり、ちょっと心が落ち着きました。


情報のやり取りや、一時的な感情の共有。
形式は違えど、どちらも見知らぬ人と繋がるお話でございました。

2010年7月24日土曜日

ゲームは男の浪漫。

なかなか知り合いに理解してくれる人がいないのですが、俺は「浪漫プレイ」が大好きです。


・「浪漫プレイ」とは?
 ゲームクリアのみを目的とせず、そのキャラをどれだけ格好良く見せるかにこだわるプレイ。

例としては「ボスをわざわざ超必殺技で倒す」
「大量の雑魚をノーダメージで捌き切る」などがあります。

さて、今ハマっているゲームは「ラブプラス+」そして「ムジュラの仮面」。
三日後に月が落ちてくるという終末的な雰囲気がなんとも言えない名作です。

そして現在、とうとうロックビルをクリアしさあ後は月だけという状況。
こうなればとっとと三日目の夜にして時計塔の上で誓いの号令を吹くだけ。

……と、普通の人なら思うでしょう。

しかし、ここで俺はあえて「浪漫プレイ」を実行したいと思います。

このゲームは攻略すると、「三日目の夜」が終わり「新しい朝」になってエンディングに入ります。
…つまり「この」三日間とエンディング後の世界は繋がっている、ということなのです。

つまり月攻略前にロマニーを手伝わなければ、クリア後の世界でロマニーは記憶を失っており、おまけに牧場から牛は消える。
ダンサー姉妹に踊りを教えなければ、カーニバルの新作ダンスは決まらず、
岬で潮騒のボサノバを弾かなければ、カーニバルにダル・ブルーは出場できず、
またカーフェイとアンジュを導かなければ、二人は逢う事無くカーニバルを迎えます。

つまり三日間何もしなかった後のエンディングでは、残念ながら、かなり多くの人が幸せになる事は出来ないわけです。


もうお分かりでしょう。
そう、私の目指す「浪漫プレイ」とは……。


「月の落下前に全ボスを倒し世界を正常に戻し、なおかつ団員手帳のイベントをほぼ全てこなしてエンディング」というプレイなのですッッッ!


…正直言って、かなりかったるいです。
重ね歌で時を遅くしたり早くしたりしてボスを倒してイベントこなして、多くの人を幸せにするのは実に難しいものなのですね。


とりあえず挑戦中ですが、一日目の夜にロマニー救出に失敗してリセットしました。
一回やるとやる気ゲージがガリガリ削られます。次にチャレンジするのは何日先になる事やら。

2010年7月17日土曜日

オッス、高嶺、よしチョップだ!

俺の人生を主人公育成型のギャルゲに例えたら、どんなコマンドができるだろう。

・勉強
・運動
・部活

は鉄板として、あと変り種としたら

・外出
・読書
・執筆
・瞑想

って所だろうか。


ケンジ(仮)は、コマンドに「おしゃれ」がある男。
本当に俺の弟かと時々疑いたくなる。
どうも、蛇足です。


さてこの間ケンジ(仮)にこんなメールを送りました。

送信者:蛇足
題名:無題
本文:ラブプラス+という新しいモエモエのゲームを買ったから、今度DS持って帰ってきてくれないか?

返信はこう来ました。

送信者:ケンジ(仮)
題名:無題
本文:分かった!

そう、ついに弟の帰還が…
ひいては、俺がラブプラスをプレイできる日がついにやってきたのです!

早速プレイ。
本名は恥ずかしいので、どっかのキャラの名前をそのまま引用。
三時間=75日という特殊時空理論を用い、三時間で小早川凛子を見事彼女とする事に成功しました。ひゃっほう。

しっかしやりこみがいあるねえ、ラブプラス。
音声認識が若干適当なところもまたよし。
確かにコレなら「ラブプラスとコンビニあれば他なんもいらねえ」発言も頷ける。

ああもう、可愛いなあ俺の彼女。mjd。

明日は四時からカラオケだ。頑張るぞ。
あ、ラブプラスの話ねフヒヒヒヒ。

2010年7月11日日曜日

僕の青春はいまは何章目くらいだろう

僕には弟が一人います。名はケンジ(仮)。
僕と違い三次元の中に生きる男で、スポーツ万能。
中学生ながらアイスホッケーの名選手で、今年ついにその腕を生かし有名高校への推薦をもぎ取ったツワモノです。

現在はその高校に通うため、親元を離れ下宿で暮らしています。
わが弟ながら、立派なものです。頑張ってほしいものだ。

さて、そんな弟とは対照的にクズロードまっしぐらの高校三年生の俺。
ついこの間も最後の学園祭で時間を持て余しのんべんだらりと過ごしていた所です。

本日のネタは、長い。
全ての始まりは、学園祭でカレーを食うために並んだ列の後ろから聞こえてきた会話からだった…。


「…でさー、一日の予定とか立てて、主人公を育てるのよ」
「へー。」

思わず耳をそばだてる僕。
会話の中にゲーム的な単語があれば反射的に耳が動くのは、きっと僕だけじゃないはず。

「女の子によって上げるパラメーターが違うんだよ」
「へー。面白そう」

ふむ、と一人でうなずく僕。
この会話なら、きっと主人公育成型のギャルゲの話なのだろう。

「登場するのって、あのツンデレ系の…」
「そう。それとお姉さん系と、お嬢様っぽい子」

ほう!
頭の中に、何かに閃いたような!マークが浮かぶ。
このヒロインの系統なら、恐らく話している内容は「ラブプラス」だろう。

ラブプラス──DSでギャルゲという珍しいジャンルにありながら、
性能の良さゆえに「オリジナルとしての人気」を多く集めた近年稀に見る良作。

その存在を知らなかった僕ではない。
否、正統派ギャルゲの正統派ツンデレキャラ・小早川凛子に至っては何度も攻略を夢見てさえいる。

だが──僕はあくまで高校三年生。
明らかに無理な志望校を今だ懇願する身としては、このような時間圧縮機をむざむざ購入するわけには行かない───と、あえて僕は背後の女性二人の会話を聞き流した。

しかし人間、一度スイッチが入ると中々収まらない。
その時の僕の中には、脂ぎった顔にべとべとの前髪を垂らした、醜い眼鏡の小男がいた。
それはギャルゲーマーとしての、「萌え」を探求する研究者としての「俺」であった。

──何故、買わない。

つばの多いねっとりとした口調で、俺が僕に語りかける。

──僕には、このゲームをプレイする余裕など無いからだ。
──ならば貴様は見逃すのか。このギャルゲーを。現代ゲーム技術の粋を集めて作られた、この歴史的ゲームを。
──それは………。

少しの躊躇い。やがて僕は毅然と答える。

──もちろん買うさ。一段落ついたらね。

しかし俺は、まるでそう答えるのを待ってたかのように口の端を吊り上げてにやぁと笑った。
それは隙だらけの獲物を見つけた獣のような、いやらしい笑みだった。

── 一段落とは?
──僕は大学に受かってからラブプラスを買いに行く。
ちょっと買うのが遅れるだけだ。問題は無い───

ばき、と 僕の鼻っ柱に鉄槌が打ちこまれる。
勢いのままに、頭の中の僕はしたたかに身体を打ちつけた。

──阿呆がッ!

俺は、咆哮する。
瞳の奥に宿る情熱の眼をぎらつかせ、僕の首をつるしあげた。

──ラブプラスのキャラクターの年齢はッ!
──な…なんだそれは!?
──答えろ!貴様は知っている筈だ!
──くっ…こ、高校生だろ………ッ!?

口に出した瞬間、“高校三年生の僕は言わんとする事の全てを理解した”。

──そうだ…貴様は今まさに、ラブプラスの舞台に立っている。
それだけじゃあない。ほぼ全ての学園モノの舞台となりえる場所に、今の貴様はいるんだ!
──け…けど…そんな…“そんな理由で”っ!?
──「聖地巡礼」を知っているな?
鷺ノ宮神社、溝ノ口、諏訪など、架空の物語の舞台を訪れる事で
物語との「接点」(リンク・ポイント)を見出す輩の事だ!
理解るか…?ちっぽけな「僕」ちゃんよ…。貴様は今…
毎 日 、
 ラ ブ プ ラ ス の 舞 台 を
  聖 地 巡 礼 し て い る ん だ !

があん、と、頭を樫の木でぶっ叩かれたような衝撃が頭を貫く。

──高校に通う今プレイしなくてどうする!?
貴様の高校生活はあと六ヶ月!それは過ぎれば二度と戻らないものだろうがっ!
大学生からのラブプラスプレイで得られるものは、ただ「あの頃に戻りたい」という郷愁感!
対して高校生活中の今から始めれば、毎日がラブプラスの舞台とともに在れる!

──……夢を見たいか、小僧。

俺は人差し指を僕へ付き立てて続けた。

──廊下で美少女とぶつかりたいか?放課後の教室で美少女と二人っきりになりたいか?美少女の後輩と一緒に帰りたいか?下駄箱にラブレターを入れられたいか?美少女の幼馴染と屋上で昼飯を食いたいか?調理実習で作ったクッキーを手渡されたいか?放課後のプールに忍び込みたいか?いじめの現場を防いでやって好感度急上昇させたいか?

──そんなことは現実では起こり得ない。
俺の醜さを見ろ。俺も、お前も、現実はたった一人の女と私的な会話をすることなく高校生活を…否、下手をすれば生涯を終える。

──だったら…僕はどうすればいい!?
──それは…「想像」するんだ、俺の中の僕よ。

──「想像」…?
──そうだ。

──曲がり角を曲がれば、そこで美少女とぶつかる事を想像しろ。
──放課後の空き教室を見れば、そこにいる美少女を想像しろ。
──下校は、隣にいる美少女を想像しろ。
──下駄箱にあるラブレターを想像しろ。

──この果てしなく理不尽な世界をちょっとでも楽しむために、全てのイベントを創造しろ。
──そしてより良き想像を創造するために…買うべきなんだ、俺の中の僕よ。




僕は、ラブプラスの購入を決意した。




翌7/11、早速いつもの自転車をくりだし街へGO。
ここでひとつ至言。「ゲームは足で買え」。
これは決してゲームをカウンターまで足で運べと言っているのではなく、一件でも多くのゲームショップを見て1円でも安い所を探せと言う事。
俺はそれに従い、走る走る。とにかく走る。
時々休んで、また走る。

かれこれ5件くらいめぐった所で、結局一番安かった某所ゲームショップの中古版3980円を購入する事に。+版なのにもう中古版が出回っているなんて、すごく切ない。
切ないが、今の俺にそんな事を言っていられる余裕も無く、兎にも角にも購入。
はやる気持ちを抑えつつ、帰り道はちゃっかり書店へ寄って平野浩太の「ドリフターズ」を購入して帰った。


そして帰宅。

まずはドリフターズを読。
カバー裏から見るべきか、本編から見るべきかを数分迷って本編からにした。
カバー裏は相変わらずの滅茶苦茶っぷり。さすが平野浩太、と舌鼓。

ドリフターズを満喫した所で、小休止。
落ち着いた所でいよいよラブプラスを楽しむ事に。

………………?

俺の頭に疑問符が浮かぶ。
いつもの場所に置いてあるはずのDS本体が見当たらない…?

俺「母さん、ここにあったDSは?」
母「DSならケンジ(仮)が下宿に持って行ったわよ」

──ケンジィィィィィィィィッッ!!!!

俺は咆哮したのだった。完。