「子安さんの声が好き」「杉田さんの声が好き」とか、
はたまた「くぎゅうううううう」なんてのは割とよく聞きますが、
「沢城さんの声が好き」「山ちゃんの声が好き」という話は聞きませんなあ。
何故って、この二人は声が七色過ぎてどれか分からないから。
「沢城さんの声が好き!」「ふーん。どのキャラの?」となっちゃうわけですよ。
地声は(綺麗だけど)普通なんですよね、この方々。
同じ声優なら、声を売るより役を売る方がなんとなく素敵だなあと思います。
勿論、声が個性的な声優というのは何も間違っちゃいないし、いいと思うけどね。
世界名作劇場の人気アップ大作戦を考えました。
ずばり、「番外編を作る事」
「デッドマン・ワンダーランド」や「HOTD」ですら番外編が出来て、
もはや原作者どこまで公認か分からないアンソロが世に溢れる昨今、
世界名作劇場もちびキャラを作って楽しい4コマをやるべきだと思うんですよ。
4コマ作るとしたらタイトルどうしましょうかねえ。
一見するとある程度「お決まり」はあるみたいですけど。
お決まり1…基本的に原作タイトルをもじる。
お決まり2…「ぷち」や「ミニ」のようなワードを頭に付ける
お決まり3…「~ちゃん」など、主人公の名前をくん付けする
この辺り含めて試しにタイトルだけ作ってみましょうか。
題材は「母を尋ねて三千里」で─────。
ちびマルコちゃん
…こりゃ売れる。大ヒット間違いなし。だれか会社に企画出してくれねえかな。
2011年3月24日木曜日
よつばと!談議
子供だから簡単な言葉で~って言うけど、子供だからこそ難しい言葉を使うべきだと思う。
簡単な言葉しか見てこなかった子供は簡単な言葉しか使えないようになる。
噛み砕いたものを食べつづけていれば歯が退化するのと同じ理屈。
ただそれは難しい言葉を「教育」しろということでは決して無い。
大事なのは「覚えさせる」のでなく「使わせる」という事。
本を読んでいて分からない単語を教えてあげるだとか、会話の中での適切な言葉を教えてあげるだとか、
そういった「手助け程度の役割」を果たす事で、子供の語彙はぐんと広がるように思う。
以上、自転車の謹慎を受けたよつばを見てて思った事でした。
よつばと!面白いね。
登場人物一人一人にそれぞれの物語があって、そのリンク加減が絶妙。
小岩井さんの交友関係や風香の高校生活、あさぎの大学での話とか全てスピンオフで描けそうなくらいよく作りこまれている。
学校のガレージキットで例えるなら、音楽室だけ作ればいいのに前の廊下やよく行く購買まですごく精巧に作られている感じ。
だからよつば以外のいわゆる脇役が、脇役とは感じられない。みんなが一個人としてそこにいるように感じられる。
言い換えるなら人物がとてもリアル。だからどことなく懐かしささえ感じてしまう。
周りの人々のノリのよさも素敵だね。
とーちゃん、ジャンボ、風香や恵那はもちろんだけど、三~四巻だと花貰った婦警さんもわたあめ屋のおっちゃんもラジオ体操のねーちゃんもみんなよつばの言動に対し非常にノリがいい。
綿雨は雲なのか?という問に対し「違うよ」でなく「そーだ。これが集まったら雨が降るんだ」なんて言える大人は格好いい。
きっちり子供に現実を教えるより、笑える嘘をさらっと言える大人になりてえなあ。
簡単な言葉しか見てこなかった子供は簡単な言葉しか使えないようになる。
噛み砕いたものを食べつづけていれば歯が退化するのと同じ理屈。
ただそれは難しい言葉を「教育」しろということでは決して無い。
大事なのは「覚えさせる」のでなく「使わせる」という事。
本を読んでいて分からない単語を教えてあげるだとか、会話の中での適切な言葉を教えてあげるだとか、
そういった「手助け程度の役割」を果たす事で、子供の語彙はぐんと広がるように思う。
以上、自転車の謹慎を受けたよつばを見てて思った事でした。
よつばと!面白いね。
登場人物一人一人にそれぞれの物語があって、そのリンク加減が絶妙。
小岩井さんの交友関係や風香の高校生活、あさぎの大学での話とか全てスピンオフで描けそうなくらいよく作りこまれている。
学校のガレージキットで例えるなら、音楽室だけ作ればいいのに前の廊下やよく行く購買まですごく精巧に作られている感じ。
だからよつば以外のいわゆる脇役が、脇役とは感じられない。みんなが一個人としてそこにいるように感じられる。
言い換えるなら人物がとてもリアル。だからどことなく懐かしささえ感じてしまう。
周りの人々のノリのよさも素敵だね。
とーちゃん、ジャンボ、風香や恵那はもちろんだけど、三~四巻だと花貰った婦警さんもわたあめ屋のおっちゃんもラジオ体操のねーちゃんもみんなよつばの言動に対し非常にノリがいい。
綿雨は雲なのか?という問に対し「違うよ」でなく「そーだ。これが集まったら雨が降るんだ」なんて言える大人は格好いい。
きっちり子供に現実を教えるより、笑える嘘をさらっと言える大人になりてえなあ。
2011年3月9日水曜日
例大祭参加!一般として!
例大祭──
それは東方を愛する者たちが集まって売ったり買ったりする凄まじいお祭りである───
さて時は受験終了から幾日。
のんべんだらりとニート生活を送っていた俺に、母親がこんな話を持ちかけました。
「十日から十四日まで、東京の実家に帰省する?」
がばっ、と顔を上げて覚醒する蛇足。
十日から十四日──例大祭は十三日じゃないか!
自由時間など頂けた日には、例大祭に首を突っ込みあわよくばルーミア合同誌などを手にする事も不可能ではない…っ!?
母はこうも告げました。
「今回は母さん(祖母)のお見舞いだけだから、アンタせっかくだし東京見物してきたら?」
うっひゃあああああああああ!
なんという僥倖!偶然?否、必然!
一人暮らしするまでノーと思われていた「東京の大規模即売会」にまさか高卒の身で参加できる日が来ようとはーっ!
早速ネットで事前情報をチェキ!
ふむふむ…カタログ購入は事前に行っておいた方がいいのか…
確かに。なにしろ相手は東京である。
当日にカタログを購入するなど、北海道のクソ田舎モンにはちょいとレベルの高い試みだろう。
と、そこでふと生粋の「不幸の勘」がぴきーんと働く。
「……カタログって…まだ残ってたっけ…?」
あの緑色の果実の店や、シマシマ模様の動物の店は最近尋ねたばかり。
そういや二週間くらい前に分厚い本が売られてたけど、この間行った時は…?
嫌な予感が渦を巻く。そう、俺の人生は大抵が持ちあがって落とす式。
まるで漫画のようなオチに愕然とするのが、俺と言う人間のパターンなのだ。
その日は日も沈んでいたので、大人しく就寝。
明日ダッシュで在庫を確認しに行き、駄目だったら諦めよう…と、
明日に備えて絶望の練習を布団の中でしておく俺。
そして翌日である。
目が覚めてすぐに出かけようと思ったが、「金髪縦ロールお嬢様ツンデレ」という電波を受信してしまい、二時間かけて妄想一本書きあげる。
上げるべき所に上げてから速攻で家を出て、バスへ。
中央区へ到達。まずはマスコットキャラがアニメ化された事で有名なあの店へ。
四も五もなく店員に話しかける。
「すいませーん、例大祭のカタログってまだありますかぁ?」
「ああ、はい…売り場はこっちになります」
そう言って俺を誘導する店員。…これは…キタか…!?
「…あれ?えー…すみません、無いみたいです」
おいいいいいいいいい!
無いみたいですじゃないだろこらああああああああ!
いや分かってたけどね!?
例大祭四日前だもんね!?
カタログ売れて当然だよね!?
涙を堪えて次の店、緑色の果実の本屋さんへ。
ここではカウンターへ直行し、すぐに聞く。
「すいません、例大祭のカタログってまだありますか?」
「あー、ちょっとお待ちください…」
応対した眼鏡のにーちゃんが奥へ引っ込み、どこかへ電話を掛ける。
俺はただ、ひたすら祈る。
──頼む、あってくれ…っ!
兄ちゃんはやけにあっさりと電話を切り、俺に告げた。
「すいません、完売みたいです」
あーそーですかありがとーございましたー。ケッ。
だいぶ捨て鉢になりながら、次の店・タイガーホールへ。
…やはりというか、同人誌売り場の一番目立つ位置に俺が求めている「それ」が無い。
売り場を二、三周してから店員の眼鏡の可愛いねーちゃんに話しかける。
「すいませーん…例大祭のカタログってありますかねえ…?」
「あ、少々お待ち下さい。…すいませーん!例大祭のカタログってー!」
眼鏡のねーちゃんが奥へ声をかける。
しかし、それを最後まで言い切る前に近くの女性眼鏡(やや太め)がこちらを見ずに告げる。
「完売でーす」
お前に聞いてるんじゃねえんだよこっちはぁっ!
そんな投げやりに言うなぁっ!
「あ…すみません、完売みたいです」
「あ、そうですか…ハハ、参ったな…」
さも自分が「すごく困っている人」のように振る舞い、さっさと虎穴から脱する。
どこかの紳士が「キミはカタログが欲しいのかい?僕のを一つあげよう」と言ってくれるのをひそかに期待したが、そんな事実は起こり得ない。
その後、本来は取り扱っていない筈のお店・動画同志へ向かう。
もちろん、ここに売ってはいなかった。そもそも期待してなかったけど。
さあ、これで三件巡って全アウトである。
北海道のクソ田舎なら売り残しがあるかと思ったが…いかんせん、俺の予想が甘かったようだ。
ここで諦めたいところだったが、可能性が残されている限り俺に諦観は許されない。
この時期の例大祭、この時期の帰省、そして十五年間の帰省生活において初めて許された自由時間。
これだけの好条件が揃っているのだ。
神は俺へ言っている、そう、例大祭に向かえと!
最後の砦・MANだらけへ向かう。
ここに無ければ正真正銘、俺の知る限りで例大祭カタログを置いている店は無し、と言う事になる。
念仏を唱えながら狸小路を突き進む。御仏の仏徳にもあやかりたい気分だったのだ。
そうして歩いていると、ふと目の前に僧侶が見えた。
狸小路では割とよく見る光景だ。
あたりのとっ散らかった風景の中で身動き一つせずに念仏を唱えるその僧侶の姿だけがひどく浮いて、まるでそこだけ風景が切り取られたかのような印象を受ける。
こちら仏に祈りたい気分だ。ちょうどいい。
初めての試みだったが、俺は懐から20円を出し差し上げた。
坊さまは深々と頭を下げ、袖から直筆で一言書かれた御利益のありそうな厚紙を差し出す。
そしてしわがれ声で「今度はもっと多く入れてな。これ、一個12円掛かってんのよ」と冗談交じりに呟いた。
坊さまの意外な人間臭さに思わず苦笑いする。
赤い羽根募金と同じ感覚でやってしまったが、どうにも勝手は違うようだ。
なんにしろ、心の安寧は成った。
仏様にもすがったのだから、これで無けりゃ縁が無いと開き直る事も出来よう。
俺は狸小路を抜け、MANだらけへ向かう。
口の中で一心不乱に念仏を唱え、ひたすらカタログとの縁を願った。
そしてカウンターへ。
「すみません、博麗神社例大祭のキャ…カタログってありますか?」
「え…東方のですか?」
「ああ、はい」
「ちょっと待ってください…○○さーん!」
女性店員が担当らしいロン毛のにーちゃんを呼ぶ。
「カタログですか?まだ返品してなかったと思います…売り場こっちなんで」
にーちゃんは随分と気のいい人だった。
東方に理解あるらしく、にやりとした口調で
「行かれますか」
と尋ねてきたので、俺は
「ええ。…売っていたら、ですが」
と答えた。
「ええと、確かここに…あれ?」
売り場に到着するも、そこにカタログの姿はない。
売り切れ──最悪の落ちが脳裏をよぎり、ええもう分かったよ売り切れだろちくしょうと誰に言うでもなく呟く。
先に最悪の想像をしておくことで本来そうだった時のダメージを和らげる、いわゆる絶望の予防線だ。
「おかしいな…確か…あ、少々お待ち下さい」
品であふれるMANだらけの中をしばし歩く。
しかしカタログは見つからず、にーちゃんは別のカウンターへ行き偉い人と思われる人に聞いた。
「××さん、例大祭のカタログって返本してませんよね?」
「ああ?してないぞ。…上に置いたぞ、上」
「上…?ああ!」
と、何かに気づいたにーちゃん店員。
とって返し、一番最初に通り過ぎた通路へ。
平台ではなく、棚。
てっぺんに堂々と居座るように──それは、居た。
第 八 回 博 麗 神 社 例 大 祭 カ タ ロ グ !
「売っててくれて…ありがとう…ございます…っ!」
「いえいえ。じゃ、頑張ってください」
感極まる俺に苦笑しながら去りゆくにーちゃん。
ああ──生きていてよかった!
にーちゃん店員の話によると、四日前ともなると主催側に売れ残りのカタログを返本するのが普通なのだと言う。
まさにベストタイミングである。もし三時間ほど買うのが遅れていたら、その時は既に返本処理されていたかもしれないのだから。
MANだらけを出て、片手にはカタログの入ったビニール袋。
俺は心の中でそっと呟いた。
「神は言っている…例大祭に参加せよと…!」
それは東方を愛する者たちが集まって売ったり買ったりする凄まじいお祭りである───
さて時は受験終了から幾日。
のんべんだらりとニート生活を送っていた俺に、母親がこんな話を持ちかけました。
「十日から十四日まで、東京の実家に帰省する?」
がばっ、と顔を上げて覚醒する蛇足。
十日から十四日──例大祭は十三日じゃないか!
自由時間など頂けた日には、例大祭に首を突っ込みあわよくばルーミア合同誌などを手にする事も不可能ではない…っ!?
母はこうも告げました。
「今回は母さん(祖母)のお見舞いだけだから、アンタせっかくだし東京見物してきたら?」
うっひゃあああああああああ!
なんという僥倖!偶然?否、必然!
一人暮らしするまでノーと思われていた「東京の大規模即売会」にまさか高卒の身で参加できる日が来ようとはーっ!
早速ネットで事前情報をチェキ!
ふむふむ…カタログ購入は事前に行っておいた方がいいのか…
確かに。なにしろ相手は東京である。
当日にカタログを購入するなど、北海道のクソ田舎モンにはちょいとレベルの高い試みだろう。
と、そこでふと生粋の「不幸の勘」がぴきーんと働く。
「……カタログって…まだ残ってたっけ…?」
あの緑色の果実の店や、シマシマ模様の動物の店は最近尋ねたばかり。
そういや二週間くらい前に分厚い本が売られてたけど、この間行った時は…?
嫌な予感が渦を巻く。そう、俺の人生は大抵が持ちあがって落とす式。
まるで漫画のようなオチに愕然とするのが、俺と言う人間のパターンなのだ。
その日は日も沈んでいたので、大人しく就寝。
明日ダッシュで在庫を確認しに行き、駄目だったら諦めよう…と、
明日に備えて絶望の練習を布団の中でしておく俺。
そして翌日である。
目が覚めてすぐに出かけようと思ったが、「金髪縦ロールお嬢様ツンデレ」という電波を受信してしまい、二時間かけて妄想一本書きあげる。
上げるべき所に上げてから速攻で家を出て、バスへ。
中央区へ到達。まずはマスコットキャラがアニメ化された事で有名なあの店へ。
四も五もなく店員に話しかける。
「すいませーん、例大祭のカタログってまだありますかぁ?」
「ああ、はい…売り場はこっちになります」
そう言って俺を誘導する店員。…これは…キタか…!?
「…あれ?えー…すみません、無いみたいです」
おいいいいいいいいい!
無いみたいですじゃないだろこらああああああああ!
いや分かってたけどね!?
例大祭四日前だもんね!?
カタログ売れて当然だよね!?
涙を堪えて次の店、緑色の果実の本屋さんへ。
ここではカウンターへ直行し、すぐに聞く。
「すいません、例大祭のカタログってまだありますか?」
「あー、ちょっとお待ちください…」
応対した眼鏡のにーちゃんが奥へ引っ込み、どこかへ電話を掛ける。
俺はただ、ひたすら祈る。
──頼む、あってくれ…っ!
兄ちゃんはやけにあっさりと電話を切り、俺に告げた。
「すいません、完売みたいです」
あーそーですかありがとーございましたー。ケッ。
だいぶ捨て鉢になりながら、次の店・タイガーホールへ。
…やはりというか、同人誌売り場の一番目立つ位置に俺が求めている「それ」が無い。
売り場を二、三周してから店員の眼鏡の可愛いねーちゃんに話しかける。
「すいませーん…例大祭のカタログってありますかねえ…?」
「あ、少々お待ち下さい。…すいませーん!例大祭のカタログってー!」
眼鏡のねーちゃんが奥へ声をかける。
しかし、それを最後まで言い切る前に近くの女性眼鏡(やや太め)がこちらを見ずに告げる。
「完売でーす」
お前に聞いてるんじゃねえんだよこっちはぁっ!
そんな投げやりに言うなぁっ!
「あ…すみません、完売みたいです」
「あ、そうですか…ハハ、参ったな…」
さも自分が「すごく困っている人」のように振る舞い、さっさと虎穴から脱する。
どこかの紳士が「キミはカタログが欲しいのかい?僕のを一つあげよう」と言ってくれるのをひそかに期待したが、そんな事実は起こり得ない。
その後、本来は取り扱っていない筈のお店・動画同志へ向かう。
もちろん、ここに売ってはいなかった。そもそも期待してなかったけど。
さあ、これで三件巡って全アウトである。
北海道のクソ田舎なら売り残しがあるかと思ったが…いかんせん、俺の予想が甘かったようだ。
ここで諦めたいところだったが、可能性が残されている限り俺に諦観は許されない。
この時期の例大祭、この時期の帰省、そして十五年間の帰省生活において初めて許された自由時間。
これだけの好条件が揃っているのだ。
神は俺へ言っている、そう、例大祭に向かえと!
最後の砦・MANだらけへ向かう。
ここに無ければ正真正銘、俺の知る限りで例大祭カタログを置いている店は無し、と言う事になる。
念仏を唱えながら狸小路を突き進む。御仏の仏徳にもあやかりたい気分だったのだ。
そうして歩いていると、ふと目の前に僧侶が見えた。
狸小路では割とよく見る光景だ。
あたりのとっ散らかった風景の中で身動き一つせずに念仏を唱えるその僧侶の姿だけがひどく浮いて、まるでそこだけ風景が切り取られたかのような印象を受ける。
こちら仏に祈りたい気分だ。ちょうどいい。
初めての試みだったが、俺は懐から20円を出し差し上げた。
坊さまは深々と頭を下げ、袖から直筆で一言書かれた御利益のありそうな厚紙を差し出す。
そしてしわがれ声で「今度はもっと多く入れてな。これ、一個12円掛かってんのよ」と冗談交じりに呟いた。
坊さまの意外な人間臭さに思わず苦笑いする。
赤い羽根募金と同じ感覚でやってしまったが、どうにも勝手は違うようだ。
なんにしろ、心の安寧は成った。
仏様にもすがったのだから、これで無けりゃ縁が無いと開き直る事も出来よう。
俺は狸小路を抜け、MANだらけへ向かう。
口の中で一心不乱に念仏を唱え、ひたすらカタログとの縁を願った。
そしてカウンターへ。
「すみません、博麗神社例大祭のキャ…カタログってありますか?」
「え…東方のですか?」
「ああ、はい」
「ちょっと待ってください…○○さーん!」
女性店員が担当らしいロン毛のにーちゃんを呼ぶ。
「カタログですか?まだ返品してなかったと思います…売り場こっちなんで」
にーちゃんは随分と気のいい人だった。
東方に理解あるらしく、にやりとした口調で
「行かれますか」
と尋ねてきたので、俺は
「ええ。…売っていたら、ですが」
と答えた。
「ええと、確かここに…あれ?」
売り場に到着するも、そこにカタログの姿はない。
売り切れ──最悪の落ちが脳裏をよぎり、ええもう分かったよ売り切れだろちくしょうと誰に言うでもなく呟く。
先に最悪の想像をしておくことで本来そうだった時のダメージを和らげる、いわゆる絶望の予防線だ。
「おかしいな…確か…あ、少々お待ち下さい」
品であふれるMANだらけの中をしばし歩く。
しかしカタログは見つからず、にーちゃんは別のカウンターへ行き偉い人と思われる人に聞いた。
「××さん、例大祭のカタログって返本してませんよね?」
「ああ?してないぞ。…上に置いたぞ、上」
「上…?ああ!」
と、何かに気づいたにーちゃん店員。
とって返し、一番最初に通り過ぎた通路へ。
平台ではなく、棚。
てっぺんに堂々と居座るように──それは、居た。
第 八 回 博 麗 神 社 例 大 祭 カ タ ロ グ !
「売っててくれて…ありがとう…ございます…っ!」
「いえいえ。じゃ、頑張ってください」
感極まる俺に苦笑しながら去りゆくにーちゃん。
ああ──生きていてよかった!
にーちゃん店員の話によると、四日前ともなると主催側に売れ残りのカタログを返本するのが普通なのだと言う。
まさにベストタイミングである。もし三時間ほど買うのが遅れていたら、その時は既に返本処理されていたかもしれないのだから。
MANだらけを出て、片手にはカタログの入ったビニール袋。
俺は心の中でそっと呟いた。
「神は言っている…例大祭に参加せよと…!」
2011年3月7日月曜日
散歩中にふと思ったこと
・インキュベーターとは、インキュバスとインベーダーの合体語ではないか説
インキュバス…女性にエロい夢を見せて虜にする夢魔。
インベーダー…侵略者。ちなみにイカとは限らない。
つまるところ、年頃の少女に「魔法少女」という夢を見させ、またその夢に少女を縛りつけ、それによる世界制服を目論んでいるのがインキュベーター、と。
世界制服と結びつかないね。いいセン行ってると思ったんだけど。
・うたわれるもの2のヒロインって…
ユズハの娘じゃね?
耳の形と黒髪長髪ってところに共通点を感じた。
個人的にはオボロのその後が見てみたかった。
子連れの旅の途中、あちこちで珍事件に巻き込まれるオボロ…面白そうじゃないですか。
インキュバス…女性にエロい夢を見せて虜にする夢魔。
インベーダー…侵略者。ちなみにイカとは限らない。
つまるところ、年頃の少女に「魔法少女」という夢を見させ、またその夢に少女を縛りつけ、それによる世界制服を目論んでいるのがインキュベーター、と。
世界制服と結びつかないね。いいセン行ってると思ったんだけど。
・うたわれるもの2のヒロインって…
ユズハの娘じゃね?
耳の形と黒髪長髪ってところに共通点を感じた。
個人的にはオボロのその後が見てみたかった。
子連れの旅の途中、あちこちで珍事件に巻き込まれるオボロ…面白そうじゃないですか。
2011年3月4日金曜日
すごいぞ!日常回だ!
♪ もうすぐ春ですね~ ちょっと気取ってみませんか~
そんなわけで蛇足です。
三寒四温というか、ここのところ馬鹿みたいな吹雪が続いてますね。
さて三月といえば卒業シーズンであり、何を隠そうこのワタクシも高校卒業と相成りました。
もう碇シンジや神楽坂アスナより年上だー、と笑える時期は過ぎましたね。
神岸あかりや高坂環その他十八歳以下のキャラクタ全てよりも年上になってしまいましたよ。
もう17の夏は二度と帰ってこないのですね。
畜生、一度も美人の先輩と曲がり角でぶつかってねえんだぞ…ッ!
とまあ、そんな訳で。
この日ばかりは少し日常的な出来事を書かないと、どっかの誰かにパイルドライバーでも食らわされそうな気がしたので、
なんと、今日は日常ネタを更新します。
ゲーム一切ありません。漫画も一切ありません。
無駄にうっとおしい評論も一切ありません。
おねーさんびっくりだ。
ハイ、という訳で卒業式です。
それまでの俺は浪人の可能性がゼロになり安心してニート同様のクソみたいな生活を送っていたわけですが、やっぱ学校は必要ですね。朝早く起きて何かすると言う行為はホント大事。しみじみ。
少し遅めに学校へ向かい、誰よりも早く教室へ到着。
「ひょっとしたら寄せ書きとか書いてもらえんるんじゃないだろうか…」という淡い期待を胸に卒業アルバムをこっそりカバンに忍ばせつつ、他の方々の到着を本でも読みながら待つ。
やがてわらわらと卒業する面子がそろい、それなりに教室も賑やかに。
一人で本を読んでいるうちに「ウソ…俺の友人、少なすぎ?」という感覚に陥り始めた所で、課長の席へ。
モンハンやってました。
卒業式にやることか!?
隣の席で仲の良いマヤさん(男)と協力プレイ中の課長。
あんま人の事言えないツッコミをぐちぐち述べながら適当に時間を潰していると、やがて卒業式へ。
とても大切な高校の卒業式ですが、送辞答辞校長のお話その他で計五、六回は眠りこけるという異例の事態。いやあ、隣の席のコチヤ君(男)がちょくちょく起こしてくれて助かりましたわ。
んでこの答辞を読むのが旧生徒会長のマングローブさん(男)なんですけど、俺はこのマングローブさんがもう、なんというか、今時の子供におけるマヨネーズ無しのブロッコリーくらい大ッ嫌いでして。
「あ、貴方なんか好きでも何でもないんだからねっ!」という典型的ツンデレなんじゃないのか、と言われるとそうなのかもしれないのですが、とにかく表層意識では死ぬほど憎んでいるんですね。
だから答辞の最中は「なんでこのめでたい席に奴の声を聞かねばならんのだ…もういい!寝る!」という気分でいっぱいで御座いました。
あの居眠りは故意ですぜ。
そんなこんなで卒業式もつつがなく終わり。
今時の卒業証書は筒じゃなくてファイルに入れるんですよね。つつがない…プッ。
そんなわけでこのあとはクラスみんなでクラス会。
会費払うための両替に、焼き鳥一本買って集合場所に向かったら皆に笑われました。
この手の企画には途端にテンション上がってしまい、言わなくてもいい事を言いまくり、結局自分から自滅していくパターンの多い蛇足ですが、
今回は課長と浅羽君(男)という仲とノリがいい方とご相席できたので、蛇足でもそれなりに発言してウケを狙う事が出来ました。
特に浅羽君には感謝です。
彼は生肉をタレにつけるという特級のギャグを三度も繰り返してくれたのですから。
ちなみにパーティ会場はしゃぶしゃぶ食い放題で明らかに2500園では元が取れませんでしたが、「クラスメイトと仲良く会話する機械を儲けてくれた事に対する対価」と勝手に称して納得してました。
その後は近場のゲーセンに寄り、プリクラ。
一体何故こんなものをしなくてはならないのか理解に苦しみますが、そんな事はおくびにも出さず素直に参加します。
ふふ、前はプリクラコーナーの空気を吸うことすら嫌がっていたというのに…
成長してるぜ、俺!
しかし大人数でゲーセンに行くというのも楽しいものですねえ。
ジャンルが豊富なだけに、それぞれの個性が光ります。
アンアンアンアンうるさい浅羽君。
歪みなくガンダムに乗る課長。
サイレントヒルをやるも、時間切れでクリアできなかったコナン君(女)
俺はというと、みんなの様子を観察しながらピンボールとかやってました。
そういや課長がここでレッドマジシャンのフィギュア手に入れたんだよなあ。羨ましい。
で、この後はカラオケ。
ですがこのテンションでカラオケなどに入ってしまっては絶対に大失敗をするに違いないと踏み、俺はここで分離を選択しました。
ひとりで「虫姫さま ふたり」をプレイ。
三面まで行ってピチュり、少し残念な気分で夜の町を後にしたのでした。
そんなわけで蛇足です。
三寒四温というか、ここのところ馬鹿みたいな吹雪が続いてますね。
さて三月といえば卒業シーズンであり、何を隠そうこのワタクシも高校卒業と相成りました。
もう碇シンジや神楽坂アスナより年上だー、と笑える時期は過ぎましたね。
神岸あかりや高坂環その他十八歳以下のキャラクタ全てよりも年上になってしまいましたよ。
もう17の夏は二度と帰ってこないのですね。
畜生、一度も美人の先輩と曲がり角でぶつかってねえんだぞ…ッ!
とまあ、そんな訳で。
この日ばかりは少し日常的な出来事を書かないと、どっかの誰かにパイルドライバーでも食らわされそうな気がしたので、
なんと、今日は日常ネタを更新します。
ゲーム一切ありません。漫画も一切ありません。
無駄にうっとおしい評論も一切ありません。
おねーさんびっくりだ。
ハイ、という訳で卒業式です。
それまでの俺は浪人の可能性がゼロになり安心してニート同様のクソみたいな生活を送っていたわけですが、やっぱ学校は必要ですね。朝早く起きて何かすると言う行為はホント大事。しみじみ。
少し遅めに学校へ向かい、誰よりも早く教室へ到着。
「ひょっとしたら寄せ書きとか書いてもらえんるんじゃないだろうか…」という淡い期待を胸に卒業アルバムをこっそりカバンに忍ばせつつ、他の方々の到着を本でも読みながら待つ。
やがてわらわらと卒業する面子がそろい、それなりに教室も賑やかに。
一人で本を読んでいるうちに「ウソ…俺の友人、少なすぎ?」という感覚に陥り始めた所で、課長の席へ。
モンハンやってました。
卒業式にやることか!?
隣の席で仲の良いマヤさん(男)と協力プレイ中の課長。
あんま人の事言えないツッコミをぐちぐち述べながら適当に時間を潰していると、やがて卒業式へ。
とても大切な高校の卒業式ですが、送辞答辞校長のお話その他で計五、六回は眠りこけるという異例の事態。いやあ、隣の席のコチヤ君(男)がちょくちょく起こしてくれて助かりましたわ。
んでこの答辞を読むのが旧生徒会長のマングローブさん(男)なんですけど、俺はこのマングローブさんがもう、なんというか、今時の子供におけるマヨネーズ無しのブロッコリーくらい大ッ嫌いでして。
「あ、貴方なんか好きでも何でもないんだからねっ!」という典型的ツンデレなんじゃないのか、と言われるとそうなのかもしれないのですが、とにかく表層意識では死ぬほど憎んでいるんですね。
だから答辞の最中は「なんでこのめでたい席に奴の声を聞かねばならんのだ…もういい!寝る!」という気分でいっぱいで御座いました。
あの居眠りは故意ですぜ。
そんなこんなで卒業式もつつがなく終わり。
今時の卒業証書は筒じゃなくてファイルに入れるんですよね。つつがない…プッ。
そんなわけでこのあとはクラスみんなでクラス会。
会費払うための両替に、焼き鳥一本買って集合場所に向かったら皆に笑われました。
この手の企画には途端にテンション上がってしまい、言わなくてもいい事を言いまくり、結局自分から自滅していくパターンの多い蛇足ですが、
今回は課長と浅羽君(男)という仲とノリがいい方とご相席できたので、蛇足でもそれなりに発言してウケを狙う事が出来ました。
特に浅羽君には感謝です。
彼は生肉をタレにつけるという特級のギャグを三度も繰り返してくれたのですから。
ちなみにパーティ会場はしゃぶしゃぶ食い放題で明らかに2500園では元が取れませんでしたが、「クラスメイトと仲良く会話する機械を儲けてくれた事に対する対価」と勝手に称して納得してました。
その後は近場のゲーセンに寄り、プリクラ。
一体何故こんなものをしなくてはならないのか理解に苦しみますが、そんな事はおくびにも出さず素直に参加します。
ふふ、前はプリクラコーナーの空気を吸うことすら嫌がっていたというのに…
成長してるぜ、俺!
しかし大人数でゲーセンに行くというのも楽しいものですねえ。
ジャンルが豊富なだけに、それぞれの個性が光ります。
アンアンアンアンうるさい浅羽君。
歪みなくガンダムに乗る課長。
サイレントヒルをやるも、時間切れでクリアできなかったコナン君(女)
俺はというと、みんなの様子を観察しながらピンボールとかやってました。
そういや課長がここでレッドマジシャンのフィギュア手に入れたんだよなあ。羨ましい。
で、この後はカラオケ。
ですがこのテンションでカラオケなどに入ってしまっては絶対に大失敗をするに違いないと踏み、俺はここで分離を選択しました。
ひとりで「虫姫さま ふたり」をプレイ。
三面まで行ってピチュり、少し残念な気分で夜の町を後にしたのでした。
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