2009年5月6日水曜日

中学校時代の俺の方が絶対面白い奴だった。

どーも。書き物の腕が劣化している蛇足です。

三年くらい前に昔書いてた物を引っ張り出してきました。読む時は記事全文をコピーしてメモ帳に貼り付けて読むことをオススメします。



光と闇 第1章~邂逅~




その昔、二人の男がいた。
二人は同時に、違う場所に生まれた。

かたやのどかな森林の中に立つ家に住む二人の男女の所に。
かたや暗黒に染まりし地獄の果てに、一人で。

二人はまさしく、光と闇だった。
森の中で育ちし男は正義、人を守る事を何より重んじた。
地獄で育ちし男は悪、人を傷つけることを何よりの快楽とした。

生きとし生ける者全て傷つける為、「闇」はある日、森へ降り立った。



そして二人は出会った。



「光」は言った。何故人を傷つけるのか。と
「闇」は言った。自分には傷つけた人を助けるお前が分からない、と。

所詮二人は相違う存在。分かり合うのは無理な話だった。

しかし、「光」は、どことなく寂しげな表情を見せた。

「光」は言った。君は強い。君ならその強さを役立てる事ができる。
「闇」は言った。力とは、自分の為に使うものだ。人の為に使う力などに意味はない。

「闇」は攻撃を仕掛けた。「光」も、抗った。しかし、今回は「闇」に軍配が上がった



「闇」は、「光」に、打ち勝った。



「光」は、ただ広いだけの空間を漂っていた。
これが、滅亡の感覚なのだろうか。自分は今、何処にいるんだろうか。「闇」との闘いは、どうなってしまったのか。もうそんな事を考える余裕も無くなってきた。


──その時、悟った。自分は、滅びるのだと──


遠くから声が聞こえてくる。懐かしく、今では遥か昔に聞いたような気さえする声。
しかし、これは昨日聞いた声。育ててくれた女の声だ。

彼女は、「光」に何かを投げた。それがなんなのか「闇」に知る事はできない。
──だが、「闇」は感じた。あれを「光」に渡してはならないと──

考えたのではない。本能だ。「闇」は急いで「光」に向かって来る物体を止めようとした。

しかし、遅すぎた。

物体は「光」に衝突し、「光」は起きあがった。「闇」は「光」を生かした記憶は無い。生きかえったのだ。
「光」は、立ち上がった。そして、「闇」を見た。
「闇」は「光」を睨む。しかし「光」は決して臆さない。


「闇」と「光」二度目の対峙。


最初に仕掛けたのは「光」だった。「闇」は攻撃を防がない。真正面から受けた。

この攻撃を受け止められれば「闇」が、受け止められなければ「光」が勝利する
言葉に出さずとも、二人は悟った

「光」の放った一撃が、「闇」の体に打ちこまれた
そして「闇」は、崩れ落ちた。地から足が離れ、後方へと吹っ飛んだ

「闇」は沈みゆく意識のなかで、「光」を見た。最後の力で、こう言った
バイバイ、と。

脆くも敗れた「闇」。「光」は、その様をただ見届けるだけだった。





それいけアンパンマン
              完

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