2011年8月27日土曜日

長沼へ… 後編

禁書目録の世界に入り込むこと三十分、
どうやら通り雨だったらしく、外に出ると雲は無く
美しい夕焼けが見えるようになりました。
長沼の町を探索しながら飯屋を探すも、いい店がなく断念。
先に近場の温泉の方に入り、そこのレストランで美味くも不味くもない割に微妙に高い「鮭いくら丼」650円を頂きました。

風呂に入ってさっぱりしたところで、辺りはすっかり真っ暗闇。
ライトを忘れて無灯火でテントへ戻り、自転車のライトを再装着して
今度は最寄のセブンイレブンへお菓子の補充に。

最後までチョコたっぷりのトッポを一箱買い、
街灯もなく真っ暗な道を、小さなライトを頼りにキコキコと帰還。
いかにもキャンプ、という感じがして雰囲気が盛り上がります。

とはいえ一人キャンプなので、持ち場に戻ってもタープもランタンもなし。
小さいながら安心感のある唯一の居場所にもぐりこみ、ただ本を読むのみです。

ま、それはそれでいいかなあと思う俺であった。

天井に吊るした懐中電灯の灯りで禁書目録を読破し、
トッポも無くなったのでそろそろ就寝タイム。

寝る前に怖い話の変わりにウォークマンを取り出し、例のアレに聞き惚れる。
レベルが足りなかったのか、これだけ条件をそろえても
俺には隣に眠る少女の姿を幻視する事は叶いませんでした。

寝袋を布団のように被り、11時頃就寝。
疲れていたのか泥のように眠りにつきました。

翌朝、四時ごろ一時起床。二度寝。
再び起きたのはぴったり六時になりました。

管理棟の洗面台で顔を洗い、朝日と青空のなかゆっくりと意識を覚醒させる。
昨日の行程が雨降りっぱなしだっただけに、
今日のこの青空には自然と期待も膨らみます。

朝露に濡れたテントを干し、畳んで撤収。
慣れない作業ながら、意外となんとかなるものです。

そうしてセブンイレブンでパンを購入し、食って出発。
途中、昨夜聞いてた携帯ラジオで紹介していた最寄のアイス屋に立ち寄り。

やはり晴れの日の自転車は心地いい。


太陽光による汗の噴出がハンパないですが、


それでも雨とどっちが走りやすいかと聞かれれば言うまでもありません。


ゲリラ豪雨に備えてリュックにはカッパが入ってますが、


まあ使う機会もあるまいと思っておりました。



札幌に入るまでは。



いやに大粒の雨が顔に当たるなあ、と思ったのが自動車道高架下のあたり。


そこから出て札幌の街を走り出した途端、バケツを引っ繰り返したような豪雨。


途中店の軒先を借りてカッパを上だけ羽織るも、これが更に間違っていた。


下半身ノーガード故に俺のズボンは色が変わるまで雨に打たれ水を吸い、


だぼだぼの足でペダルを回す苦痛と言ったらたまったもんじゃありません。



仕方が無いので清田区の西友に一時避難。


店内をウロウロしながらズボンを乾かし、すっかり萎えた心の補充に


パック形式のアクエリアスを購入して一気呑み。


うむ、少し元気が出た。



それから西友のトイレでカッパの下を着用し、


気合入れて外に出れば、雨は既に止んでいたりするもので。



納得いかねーと思いつつ、カッパ上を脱いでカバンの中へ。


下を脱ぐのは面倒なので、そのままGO。



数分後、更に降りだした雨に打たれてしぶしぶカッパ上を着だす俺。



そう、この雨はいわゆるゲリラ豪雨という奴なのです。


凄まじい雨が急に止んだり振ったりするアレなのです。


全くとんでもないものに見舞われてしまったものです。



それもこの雨は行きとはちょっと比較にならない滝のような豪雨。


湿気を通さないはずの靴にも水が染み出して靴下濡らしてくれちゃってます。


もうヤケクソ気味にひたすらペダルを漕ぎ、一刻も早い帰宅のため、


一メートル先の未来のため足を苛め抜いてやりました。



と、家まで二キロないしのところで車輪に違和感が。


キキィッ…キキィッ…と、何かを擦るような音。



自転車を止めて後輪を見れば…なんと、荷台からはみ出たコースバッグが


後輪に擦れてしまってるではないですか。



まずい、このままでは借りたコースバッグに穴があいてしまう!


家まで2キロのところで起こしたこのトラブル、俺の取った対処法は──。



「見ないフリ」



そして帰宅。


荷物を解体し、自転車を洗い、現在に至るのでありました。




さて、明日は北海道最大の東方オンリーイベント、東方神居祭へ行くぞ!

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